さて、環境問題とひとくちにいいますが、何がどれくらい問題なのでしょうか?
これを測るための一つの数字として、環境への足あと“エコロジカルフットプリント”というものがあります。これは、どれほど人間が自然に頼っているかを、土地の広さで伝える指標です。
例えば、「日本」の経済に必要な環境——食糧のための農地や海、モノを作るための森林や鉱山、生活するための建物や道路など——をすべて計算すれば、日本の自然の許容量をどれくらい超えているのか、ひと目で分かるわけです。
日本人のエコロジカル・フットプリントはどれくらいでしょうか?およそ、一人当たり、4.3haになります。ちなみに、地球全体の面積を、地球の総人口で割った広さは、1.8ha。世界中のひとびとがいまの日本人のような暮らしをはじめたら、地球が約2.4コ(4.3÷1.8)必要な計算になります。
「日本人」は自然環境を2.4人分踏みつけているわけです。以上のような考え方が、“エコロジカルフットプリント”です。
とはいえ、今から江戸時代のような生活に戻れ、と言われても・・自分だけがつつましい暮らしをするのはなかなか難しいですよね。エコランドはリユースを推進し、不用品をまた蘇らせることで、環境に優しい(エコ)な国(ランド)づくりを目指していきます!