「食品リサイクル法」これは、2001年から始まった法律です。食べ物をリサイクルする??なんだかよく分かりませんよね。今、コンビニやスーパー、レストラン、ホテルなどで、賞味期限切れのお弁当や、料理の食べ残しが大量に捨てられています。食品業界全体を見ると、年間およそ1100万トンにも及ぶそうです。
「食品リサイクル法」は、そうした食品業界に対して、まだ食べられるのに捨てるのはいけません。どうしても捨ててしまうものは、肥料にしなさい、という法律です。生ゴミや食べ残し、そして手付かずの料理を、肥料にする。というところが“リサイクル”なんでしょう。
まあ、みなさんのご家庭に、直接かかわってくる法律ではありません。でも、食べ物が捨てられている場所は、なにもレストランやコンビニだけとは限りません。台所も、です。ある調査では、家庭から出る生ゴミの7割が調理くず(野菜、果物の皮や芯)か、食べられない部分(貝殻や魚の骨)でした。そして、残りの3割が、食べ残しや手つかずの食品、だったそうです。「もったいない」とは思いませんか?捨てられた食べ物をリサイクルして、肥料にしていくことは、とても大事なことです。でも、食べきれない量を、作ってしまうこと・買ってしまうことも、気をつけていきたいものです。